コラム㊸ 加速する時代
私の住む山陰地方も最速で梅雨明けし、連日の猛暑です。
少し外回りをしただけで汗が噴き出す陽気です。
屋外での仕事の皆さんには十分に熱中症に気を付けてもらいたいです。
今朝の新聞記事に目が留まりました。
「民主政は衆愚政治に陥り、力づくで人々を従わせる僭主の支配に移行する」
「自由への渇望が過度の隷属を生む」
古代ギリシャの哲学者プラトンの言葉だそうです。
情報の少ない中、そのような予測・傾向をどのようにして読み取ったのか?
不思議と言うか何か神がかったものを感じます。
そして、まさに2,400年後の現代に通じる見識であると感じます。
何年経とうと同じ人間の営みなので繰り返されることもあると思いますが、
経験から改善すべき点は忘れず、ブレずに改善し続けることが難しいのだと感じます。
政治の変化とともに企業の在り方も変化を余儀なくされています。
株主総会も様変わりです。特に不祥事が露見し、アクティビストに対抗策を提出された
会社の経営陣の心中たるや。過去の経営陣と比較し悶々としている人も居ると思います。
「シャンシャン総会」は過去の遺物になったのでしょう。
待ったなしの真剣勝負がそこかしこで展開されている状況です。
前例踏襲、もたれあいではない能動的な動きなので本来のあるべき姿とも言えます。
自分に都合の良いことだけを求め、他者に依存する民主主義はせっかく掴んだ自由・平等
等を台無しにしてしまう。
自主性を発揮した真剣勝負の先にある成果を民主的に配分し、連帯していく事が地域が
維持・発展していく本質であると感じます。
中小企業家でもやれることはたくさんある。
以上
│更新日時:2025/06/30│