コラム② 『会社のサーバー』”クラウド?” ”オンプレミス??” 瀬﨑
『会社のサーバー』 “クラウド?” “オンプレミス??”
多くの事務所で本格的に「パソコン」を使い始めたのはWindows95発売以降だと思います。
早いものでかれこれ30年近く日本中、世界中の会社で活躍しているわけです。
Windows95発売の際に秋葉原の量販店に商品箱がうずたかく積まれて大行列が出来ていた
のを思い出します。
パソコン(パーソナル・コンピューター)と言うくらいで、個人向けの小型・低価格・高汎用性等を
謳い文句に販売を伸ばしていきました。
その煽りをもろに受ける形でIBMをはじめとする大型汎用機メーカーは大幅な戦略変更を
迫られたわけです。
(ちなみにIBMは”インターナショナル・ビジネス・マシーン”の略です。我々で言うならば、
”世界中で使ってもらえる仕事が便利になる機械を売っています”って感じでしょうか?
創業者の志の高さを感じますね)
大会社と言えども時代の要請には抗えません。
適者生存の法則は商売にも当てはまります。
そんな流れを経て、インターネットの普及・回線の高速化等様々な環境変化が端末の進化も
加速させ現在に至っています。
またiPhoneの登場以来、物心ついた時からスマホがあるデジタルネイティブと呼ばれる世代も
登場しサイバー空間は様々な問題を抱えながらも更に発展していくと予想されます。
~さて、ここからが本題です~
「1995年頃から使い始めた事務所のパソコンも既に6代目です」といった会社も多いと思います。
当社のお客様もパソコンは3~5年に一度交換する物という認識になっている方も多いです。
優秀な機械であるパソコンも完全ではなく、機械である以上故障することもあるという当たり前
のことがやっと浸透してきた印象です。
また、パソコンに対する認識(=消耗品の一部である!)の変化と共にパソコンそのものよりも
パソコンで作ったデータ(=お金、資産)が重要であるという、これも至極当たり前のことからデータ
の保存が重要視されています。
「お金は金庫・銀行に保管するのに、なぜ同じく大切なデータはサーバー(=金庫)に保管しない
のですか?」ということです。
以前は「パソコンは高性能な機械だからそんなに壊れないでしょ?」という根拠のない安心感や
データを保存するということ自体があまり重要視されていなかったかもしれません。
「パソコン本体に保管しておくだけ」、「フロッピー→CD→DVD→USBメモリ等に保存する」と
言う方も大勢居られましたが、今ではバックアップの重要性が広く認識され安価でもネットワーク
対応の外付けのハードディスク(NAS)に保存しているケースが多いように見受けられます。
ネットワークの構築からデータバックアップの設定までご自身でされる経営者、または社内に
そういうことのできる社員を抱えている会社は問題無いと思います。
ただ、当社の顧客を見ても「そういったことは苦手だな、、」という社長さんが比較的多いように
感じますし、社内に総務・情報システムの担当者を置かれている会社も少ないのが現状です。
今回のテーマである 『会社のサーバー』 “クラウド?オンプレミス??” のクラウドサーバーの
利用については現状普及しているものはお客様自身が申込・設定するものが多いようです。
導入・設定をサポートしてくれる業者もありますが、もちろん料金的には高くなっていきますし、
お客様自身が主体的にクラウドサーバーの提供会社とやり取りすることに変わりはありません。
※添付の資料※ をご覧頂き、自社はどちらのタイプが合っているのかを検討されることを
お勧めします。
当社はビジネスホンから始まり、デジタル複合機、UTM(インターネットセキュリティ)、サーバー、
防犯カメラ、LED等事務所の自動化・効率化と共にお客様の求める安心・安全にお応えできる
製品を提供しています。
総合的に提供するサービスの一環にオンプレミス(事務所内設置型)サーバーも位置付けて
います。
当社の担当営業、技術担当、協力会社、メーカーがご利用期間中しっかりとサポートさせて
頂きます。
利用期間トータルで見たメリット・デメリットで選択してみて下さい。
コストだけでは比較出来ない価値があると我々は確信しています。
時代と共に“変わっていく部分”と“変わらない/変えたくない部分”があります。
信用・信頼に基づく人と人とのコミュニケーションも変えたくない部分だと感じます。
AI、ビッグデータ等のテクノロジーの進化とコロナウィルス禍をきっかけに巻き起こった非接触型
の仕組みの普及は更に進んでいくでしょう。
だからこそ、人間にしか出来ないことを突き詰め熱心に取り組むことが大切だと感じます。
理想、未来を思い描き実践すること。相手を慮ること。
これらは人間の特性です。
テクノロジーの進化はより人間性を際立たせることにも寄与すると前向きに捉えるべきです。
テクノロジーに翻弄されるのか、自分自身の個性を生かした人間性を発揮するのか?
これは一人ひとり、人間自身の責任でしょうね。
(先日読んだ藤井五冠の記事を思い出しました)
話が飛躍しました。
何はともあれ、皆様のご商売のお役に立てる機会があることを祈念します。
ありがとうございます。
以上
│更新日時:2022/02/21│