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コラム⑦ 「時代の転換点」/「情報革命と自己変革」

電気自動車やロケットで有名な経営者のイーロンマスクさん。

先日も日本の少子化がこのまま放置されれば日本は存在しなくなると発信して物議を醸しました。

(後日アメリカも持続可能な出生数を下回って50年経っていると発信していました。。。

    多少、バランスをとったのでしょうか?)

この方の意見は直線的/本能的/衝動的、と言われるように眉をひそめる人も居るでしょうが、

本質をズバリついていることが多いように感じます。

賛否はあるでしょうが、とにもかくにも革新的なビジネスで成功を収めている実績が大きくモノを

言っていると感じます。

幼少期は南アフリカの裕福な家庭で育ったようですが、いじめを受けていたり、両親の離婚が

あったりと今の自信満々の立ち居振る舞いからは意外に感じる経験もしているようです。

その後カナダ、アメリカへの移住の過程でも過酷な経験も積んできたようです。

何しろ、年少時からプログラミングの才能を開花させアイディア・実行力も伴っていたようです。

母親も「あの子は別の世界に行って物思いに耽っている」と感じることもあったそうで、常人離れ

しているのは生来のもののようです。

 

さて、ここで自問します。

「こういう天才肌の人はさておき、自分のような凡人は何を拠り所にすれば商売が上手くいくのか?」

また、、、

「まだ実績も確固たる証拠の無い新規開業組等は何を説得材料にすれば良いのか?」

 

答えはひとつではないと思いますが、客観性・科学性のある分析から導き出された計画と

その事業の必要性・将来性を堂々と熱意をもって説明できる経営者であることが条件になると感じます。

実績・証拠が無いのですから、どんなに綿密な計画であっても否定的に見る人にとっては画餅です。

その否定的な感情を覆す最大の力が経営者の事業に取り組む熱意・姿勢になると考えます。

精神論のようですが、ヒト・モノ・カネが少ない中小企業家にとってこのことは事実ですし、

大変重要な点だと感じます。

 

コツコツとその人なりに自己変革を進めている経営者は沢山居られます。

タイトルの「情報革命」と叫ばれてから随分と時間も経ち、情報は簡単に得られ、広まる速度も

恐ろしいくらい早くなっています。

また、嘘・違法なことは時間差はあれ必ずバレる世の中になりました。

自己変革を進めて習得すべき能力の一つに、「大量の情報の中から常識を踏まえた倫理・価値

観に照らして正しい情報を選ぶ能力」があります。

いわゆる “情報リテラシーを高めろ!”というやつです。

 

経営者自身・自社にとって有益な情報を入手し、実践を通して知恵・技・自社固有の役割になる

まで磨き上げる。

熱意のある経営者が情報通信社会を最大限生かして理想とする会社を創っていく。

そんな外部環境にはなっていると感じます。

経営者自身が熱意を持ち続けること、そして反復する努力を怠らないこと。

経営指針の実践によって社員の自主性を生かし良い会社づくりに巻き込むこと。

これらの実践、それと弛まぬ検証と改善が会社の維持・発展につながるのは間違いありません。

個人、中小企業にもチャンスはあります。

 

これからの時代は今まで組織・仕組みの恩恵のみに与かって豊かな生活を享受していた人には

厳しい時代になるかもしれません。

その人自身の生き様を問われてくるからです。

そのことを、忖度なく事実を知らしめ加速させるのが情報革命です。

情報革命と価値観の変化によって今まで隠蔽できたことが出来なくなり、フィクションによる情報

操作で特定の人物・組織を偶像化することも難しくなっています。

最近では報道関係者が個人からの情報をニュースソースとして使用したり、当事者の話している

様子が動画で流れたりする世の中です。

若い世代ほど冷静な判断をしているように感じます。

残念なのが人類の進歩・大発明である“情報革命”が若者の熱意を削いでいる面があるという

矛盾が起きている点です。

情報から正しい知識を得るということと、実践して自分で確認することのバランスが重要です。

 

「自分は何のために生きて、働き、何を大切にしているのか?」

「何をしている時に幸せ、喜びを感じるのか?」

これがハッキリしている人はそこまでお金が無くても幸福だと感じます。

生きざまに軸があるのだからブレません。

 

所属する中小企業家同友会で教わった言葉に、

「衣食住が足りていれば、人に喜んでもらうことで幸せを感じる」

があります。

大勢の方に共感してもらえる考え方だと感じます。

また、自分が大切だと思う人との関係が充実していれば幸福感は更に高いように感じます。

 

周りへの忖度、同調圧力、固定概念、マナー等々。

守るべき素晴らしい伝統・習慣はありますが、制度疲労を起こしている弊害も多々あります。

コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、グローバリズムの弊害、サプライチェーンの崩壊等で

我々は現実を目の当たりにしました。

危機を目の当たりにしたことで、「これは他人事じゃない。もっと自分事で考えなければ!」

という当事者意識が芽生えた方も多いでしょう。

当たり前のことですが、日本は民主主義であり主権在民の国です。

この“当たり前”が当たり前ではないと認識させられる情報が日々入ってきます。

 

フィクションは飽きました。

リアリティーを求めています、憧れ・見栄ではないリアルなものを。

近くの人々、市井の喜び・悲しみに関心が向いています。

 

それが変革期の人間の思考なのではないかと感じます。

熱意のある人、能力を磨いた人。

努力した人が公平に評価される時代。

「時代の転換点」

今も大変な思いをしている人たちに思いを馳せ、

あらゆる束縛や比較から解放される社会が創られることを祈念します。

まずは自分の身近なことから意識して実践します。

                                                                                                                                                                    以   上

 

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