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コラム⑫ 「視線を合わす」

コラム⑫ 「視線を合わす」

 

人間は他者との交流が深まり、お互いを理解し共感するようになると脳のある部分の活動が同期

する現象が起きるそうです。

“人体の不思議”

こんな話を聞けば聞くほど「こんな緻密な構造を誰が創ったのか?」と言う疑問が湧き上がります。

自然の摂理、生物の起源・進化に畏怖の念を抱きます。

 

コロナ禍を契機に普及が進んだリモートコミュニケーション。

専門家の調査研究によると現状のリモートコミュニケーションではこの脳の同期活動が行われ

ないことが証明されているそうです。

その理由が2点挙げられていました。

  • 視線が合わない
  • リモート画像を脳が静止画で構成されたものの連続であると認識している

特に「視線が合わないこと」が致命的な理由だそうです。

リモートコミュニケーションは大変便利ですが、カメラとマイクを使って会話するためどうしても

視線がズレてしまいます。

俗に言う「目と目を合わせて語り合う、膝と膝を突き合わせて語り合う」が出来ないことによる弊害

があるということです。

それと驚きましたが人間の脳は大変精緻に出来ていて、画面に映っているものはリアルな人では

なく、静止画の連続であると認識する点です。

普段の無意識の知覚よりも脳の認識は精緻である。

この事実には冒頭の「誰が創ったのか?」の疑問に立ち返りたくなります。

以前、動物の中で人間しかできないことの一つに「未来を思い描くこと」があると教えてもらいま

した。脳の発達によって人間は今の文明を創り上げたということでしょう。

 

「相手の想い・心情を知ることなく情報だけが伝わっていく状況が心の中に孤独を生み出す」

相手の想い・心情を知る術が「目を見て話し合うこと」である点はもっと注目されて良いと感じます。

「人間は相手の関心が自分にあるかどうかを視線で判断する」

このことも人間が持つ特別な感覚のようです。

視線を合わせずに会話をすることの危険性、人間の独自能力を使わないことによる弊害は軽んじ

てはならないと感じます。

以前、テクノロジーの進化で優しさに秀でる人が「優 秀」とされる時代が来るとこのコラムに寄稿

しました。

人間が持つ特別な感覚を育む。そして、思考の幅を広げる為に異なる意見の人とも対面で

触れ合い人間の持つ多様性を直に感じることは今後益々重要になると予想します。

テクノロジーは人間が主体的に使いこなしてこそ意味があります。

これからはより人間性が正しく発揮出来て、正しい優先順位の維持が出来るテクノロジーを

進化させる必要があります。

利用する側はその点を意識して商品・サービスを選択する必要、責任があります。

 

対面での視線を合わせた交流から相互に理解し共感することで脳の同期を発生させて創造的な

アイディアを生み出す。

テクノロジーの進化は大事ですが、元々人間が持っている独自の感覚を磨くことはより大事だと

感じます。

物事の本質を見極め、本当に大切なことに集中する。

このシンプルな思考を徹底します。

以上

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