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コラム⑰ 対面での討論の威力

先日、所属する“島根県中小企業家同友会”の雲南支部例会に参加しました。

報告者は建築業の後継者の方でした。

まだ若手経営者と言って良い年齢の方でしたが、芯の通った職人肌の経営実践で

大変素晴らしい報告でした。

幼少期の環境、親の影響の強さ、またその人の持っている資質が成長過程でどう花開いていくのかの

機微も感じました。

粘り強さ、集中力、諦めない心、負けず嫌い等々、全ての人が持っているであろう資質を無くさずに

強めていくことが目標達成には必須であると改めて学びました。

 

報告を問題提起として受けてのグループ討論もメンバーに恵まれ、内容の濃いものになりました。

ある会員が新しい潮流に自身の経営が飲み込まれていくのではないかとの危惧から将来に対しての

不安を吐露してくれました。

同友会は「弱みを見せた人が一番得をする会」です。

この意見に対して真っ向から正々堂々、真反対の積極的な意見をサラッっと言ってのけてくれた会員が

現れました。

まさにコペルニクス的発想の転換、憑いていた悪いものが取れたように不安を口にした会員の顔が

晴れやかになっていきました。

その時、素直に感じました。

「同友会のグループ討論には威力がある」

共感した会員全ての学びの実践が楽しみです。

まずはプラスの解釈、積極的な思考を習慣化すること。

性格は変わらないが、習慣は変えられる。

たくさんのことを気づかせてくれた対面でのグループ討論。

アナログですが、これに敵うものはないと実感しました。

 

良い討論の要素として、「悩み、本音のお困りごと」 要は弱みを見せる人が出てくると討論が

深まりやすい気がします。

実はこの「悩み、本音のお困りごと」を話してもらうことが難しいのです。

商売においてもそのことが出来る前提は、“あてにしあてにされる関係”があるかどうかに尽きます。

そういった、人に真摯に寄り添い向き合う姿勢こそ今後の技術と共存する人間のあるべき姿だと感じます。

「感性を磨く」 「地方に居ることを強みにする」 「創造性は人間の産物」

この辺りにヒントがありそうです。

同友会の皆さん、良い学びをありがとうございました。

以 上

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