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コラム⑱ 人を生かす経営 「ヒューマンシフト」

先日、所属する島根県中小企業家同友会の定時総会が開催されました。

過去最高となる150名強の参加者が集まり、成功裏に終えることが出来ました。

総務委員会の仲間をはじめ、島根同友会の連帯を強く感じました。

心より感謝します。ありがとうございます。

準備会時代から会員として学んできた者としては大変感慨深いものがありました。

準備もままならない稚拙な例会運営、井戸端会議のような理事会等、数え上げればキリがない

足りないことだらけの会だった気がします。

時間を経て随分と改善されてきたとは感じますが、まだまだ道半ば、課題の質も変わってきました。

今後も企業経営と不離一体で運動を進化していかなければなりません。

仲間と共に実践していきます。

総会冒頭の小田代表理事の挨拶の中で「島根同友会が成長してきた理由は同友会運動の理念の中

に中小企業経営者の求めるものが存在していたからだ」といった趣旨の話をされました。

「ああ、本当にそうだよなぁ~」と深く共感しました。

また、参加した会員のコメントに「他の団体と比べて若い経営者が多く、たくさんの刺激をもらった」

というものもありました。

まさにこの点が他の経済団体と異なる点だと感じます。

島根同友会も22回目の総会を終えたのですが、地域には更に歴史と伝統のある会が数多あります。

そこには地域の名立たる会社の経営者が集まります。

ともすれば、会は違えど同じ方が集まっているようなケースも散見されます。

それ自体は悪いことではないのですが、地域の未来を見据えた時に有力企業の事業承継に頼って

活動することにリスクはないのか?という点が懸念されます。

少子高齢化のもと、起業する人も少ない状況でせっかく起業した経営者を地域として支える

仕組み・団体があるのはある意味“当たり前”であり、“正しいこと”だと感じます。

年齢・性別等は関係なく、この地域で起業しようとしている人が、、、

「島根同友会はこれから商売を始める我々にとって大変役に立つ会だ。変な上下関係はなく

民主的な運営で本音で話せて弱みも見せられる会だ」と認知されれば運動は加速するはずです。

現状は「若い経営者が多い」と言われる島根同友会ですら、入会歴の浅い若手経営者から「敷居

が高かった。幼稚なことを聞いて叱られないかなと心配だった」という意見を聞くことがあります。

「島根同友会でもそう感じたのかぁ~」との反省と共に「島根同友会なら改善できる!」との意欲も

湧いてきます。

コロナ禍の3年半、対面での話し合いが出来なかったことによる弊害が様々な部分で綻びを生じて

いたことも明らかになってきました。

既に問題意識を持った若い理事たちが中心になって改善に向けての実践が始まっています。

変革期にはやはり青年・女性部会の会員のアイディアと実践が心強いです。

「徹底的に民主的な話し合いをしてお互いに理解と納得しながら一つひとつ現実に即して処理を

していく」、労使見解に基づいた課題解決を心掛けていきます。

最後に総会でも話題にのぼったDX関連の話に触れておきます。

日本企業がDXの必要性を認知したきっかけは2018年に経済産業省が公表した「DXレポート」

だとされます。

5年経過した今、日本を代表する大企業がひしめく東証プライム上場企業でさえ「DXによって

新規事業等が生み出せるようになる”飛躍期”に至った割合は全体の10%にとどまるというデータが

あります。

ヒト・モノ・カネが潤沢な大企業でもこの状態です。

難易度は高いようです。

DXが浸透しない理由の一つに「社員がDXを我が事として捉えていない」という意見がありました。

「人は変化を好まない。長年の慣習はすぐには変わらない」とはよく言われますが、大変革期に

おいても優秀な人材が多いとされる大企業でもこの点が一番の難関のようです。

翻って我々、地域の中小企業は地域の様々な人が地域と密接に繋がりながら働いています。

また規模が小さいが故にあらゆることを我が事で捉えやすい環境にあるとも言えます。

人数が少ないことを利点に大きく「社 風」を変えることは大企業よりも容易だと感じます。

経営者との距離も近く、全社一丸で前進する為の経営指針を社員と共に成文化出来ていれば

中小企業こそ身の丈に合ったDXの推進役になれるのではないでしょうか!?

~話題のチャットGPT~

望んだ成果物を引き出すには「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれる的確な指示を与える

スキルが必要だそうです。

やはり人間の国語力が重要なようですね!

以上

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