コラム㉟ 自立型企業と自主的社員
衆議院選挙も終わり、また政治の新しい胎動が始まったと感じます。
立候補した人だけではなく、投票する側の我々国民側の責任も考えなければなりません。
「難しいことはわからない。国の事は議員と官僚がやってくれるでしょ?」
「自分一人が投票しなくても大勢に影響はない。投票したところで自分の生活が楽にはならない」
投票率の低さの原因はこのような依存心と諦めではないでしょうか。
議員は国民の鏡とも言われます。
たしかに昨今の政治家の動きは首を傾げることが多いですが、翻って我がふりを見直すことも大事
だと感じます。
所属する中小企業家同友会で「企業で必要なことは、自立型企業であることと自主的社員がいることだ」
と教わりました。
国に置き換えると、自立(=独立)した国であること、自主的な国民がいることになります。
2000年以上の歴史があり、独自の文化・伝統を育んできた日本です。戦争を経て主権を失った
時期もありましたが、1952年に回復している正真正銘の独立国です。
となると、自主的な国民がいるかどうかが国の命運を決めることになります。
自主性を育てる教育が重要です。そして自由で健全な情報環境が必要です。
溢れる情報の中から感情に支配されず、正しい事を選びとる能力が圧倒的に必要な時代です。
自主的とは、「自分の人生は自分がコントロール、制御している」「自分で考え良い方向に人生を
向ける力を内在している」と信じること、期待することだと感じます。
自分一人では感情に支配され、良くない方向とわかっていてもそちらに引っ張られることもあります。
そんな時に家族の存在、友の存在が勇気を与えてくれます。
連帯の中の自分を信じて正しい方向に自身を導く選択・制御をしたいものです。
以上
│更新日時:2024/10/29│