コラム㊱ AIPC(Artificial Intelligence Personalized Computing)
AI PC(Artificial Intelligence Personalized Computing):CPUやGPUに加えてAI 処理に特化したプロセッサーとしてNPU(Neural Processing Unit)を搭載した端末。
専門家によると「AI PCのポイントはユーザーの手元で推論を回せる点にある。PC上で機微なデータを活用し、AIのエージェントが自身のサポートや意思決定の補助といった業務の手助けをしてくれる点が、これまでのPCと異なる点と言えるでしょう」とのことです。
まさに“副操縦士”Copilotです。
大企業から普及が進んでいくだろうが、AIに関する専門人材がいなくても活用出来るので中小企業でも導入が
進んでいくとの予測です。
人口減からくる人手不足で特に中小企業は頭を悩ませています。そんな課題をデジタルの力で解決できることは
素晴らしいことですし、我々中小企業家も積極的に取り組むべきです。
ただ、何か“打ち出の小槌”の様な感覚で導入しても使う側に主体性が無ければ本来の機能を発揮することは
おぼつかないでしょう。
便利なソフト・ハードを導入する前に中小企業家自身が業務の棚卸をして、平場に業務一覧を置いて
可視化する。量と質から優先順位を決めて必要な手立てを打っていく。
この手順を抜きにソフト・ハード等仕組みを導入しても泥縄になります。
社長が便利になると感じ、補助金を取って導入したシステムが社員から見るとただ単に負担が増えただけ
だった。
どの程度役に立つかはわからないが、補助金が取れたので買った機械が操作が難解な為、置きっぱなしの状態。
このような成果では税金の無駄使いですし、会社の生産性向上にも逆効果です。
「自立型企業で自主的社員」
価格決定権を持ち、外部環境に適応しながら日々改善していく企業。
仕事を我が事と捉え、自主的に物事を考え実践する社員。
自身も成文化に関与した経営指針書を羅針盤として決断・判断・選択する社員。
全てはそこで働く人が原点であることを忘れずに自社に適したDXを進めていきましょう!
以上
│更新日時:2024/12/05│