コラム:51「役 割」
人には色々な役割があります。
親が居れば子供、子供が居れば親、所帯を持っていれば夫・妻。
仕事面でも各々の立場で自分の役割を全うしようとしている人が多いと感じます。
「子供の前でみっともない真似はできない」
「社員の手前、そんなことはできない」等々、周囲との関係で頑張れたり我慢が効いたりします。
自分一人なら取らない選択も周りとの関係で取れてしまうから不思議です。
「とかくに人の世は住みにくい」と言いたくなるのも頷けます。
私にはDXアドバイザーの役割もあります。
当社顧客や県のDX拠点事業の支援先との面談を通して、DXアドバイザーの役割を
自分なりに定義してみました。
業務を詳細に洗い出し、細かく分解する。
その中から無くせるもの、重複しているものを可視化する。
自動化・遠隔化・アウトソースで形を変え(transformation)効率と効果の両面を改善する。
一連のプロセスを通して、経産省の定義である「競争優位性の確立」を実践する。
DXアドバイザーはその実践における下記の役割であると定義します。
「伴走先の意思決定を早く、安全に、数字で行うための補助役である」
補助役、翻訳者と解釈しても良いです。
経営者の言葉を現場が動く言葉に翻訳。
現場の実態を経営が判断できる数字に翻訳。
判断材料を経営が使える形に整えるのが役割である。
正解を教えるのではなく、選択の質を上げる。
「効果的な戦略を練る」との言葉もありますが、そもそも戦略とは各人のアイディアではなく、
考え抜いた選択の集合体だと定義します。
中小企業においても、どのような「問い」を持ち続けるかが重要だと感じます。
「自分の提案が支援先の意思決定を一つ減らしているか?」
このことを常に自問自答していきます。
│更新日時:2026/02/25│






