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冬季休業のお知らせ

拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜わり、厚くお礼申しあげます。
さて、誠に勝手ながら当社では下記の期間を休業とさせていただきます。
期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

敬具

■冬季休業期間
2025年12月27日(土) ~ 2026年1月4日(日)

※2026年1月5日(月)より、業務を開始します。
※休業中のお問い合せにつきましては、1月5日(月)以降に対応させていただきます。

コラム㊽ 差別化要因と独自性

当社の創業期からの扱い製品である「ビジネスホン」。

私自身も田村電機製作所(現:サクサ)出身なので思い入れは人一倍あります。

今でも必要な会社はたくさんありますが、残念ながらカテゴリーとしては需要が細くなった

衰退期と見られています。

ビジネスにおける通信の主役はインターネット網に接続されたパソコン・モバイル端末です。

音声系のコミュニケーション自体が減っており、以前と比べて固定電話への着信が少なくなったと

感じている方も多いと思います。

働き手不足なので丁度良い面もあるかもしれませんが、それでもIVR(電話自動応答)等の

新サービスがリリースされ続けています。

ビジネスホン、FAX、コピー機。

以前はOA機器三種の神器と言われていましたが、今ではどれも衰退期です。

FAXは消滅危惧種かもしれません。進化、時代の流れなので抗えません。

コモディティ化(一般化・汎用化)した製品は差別化要因がハードからソフトに移行します。

新製品投入による新規販売依存からソフトの継続的なアップデートで稼ぐモデルになる。

OA機器のような高額で長期間使用、複雑な制御・保守があるものはまさにこのジャンルです。

自動車産業が先鞭を切って動きが顕著になっているようですが、いずれ他の業種も広がっていくでしょう。

新製品投入サイクルの長期化=長寿命化は現状のESG経営の要請にも応えるものです。

自社における「長寿命化✕ソフト(人的サービス)のアップデート」

このモデルを確立しなければなりません。

当社では「高密度経営推進企業」になる為に①市場②取引先③顧客④商品・サービスの4点を

絞り込むことで事業の独自性を出すと経営指針書に成文化しています。

今後はソフト(人的サービス)のアップデートが最重要事項になってきます。

お客様が求める安心・安全を提供できるよう外部環境に適応した内部環境整備を社員と共に進めます。

ありがとうございます。

 

 

コラム㊼ ペーパーレスなのに大型シュレッダー?

先日テレビ番組で亡くなった親族のスマホを始めとするデジタル機器やその他サービスの

ID・PWがわからなくて大変苦労した話を取り上げていました。

確かに周りはID・PWだらけです。

以前は銀行のキャッシュカード入れに暗証番号のメモを一緒に入れているお年寄りも居ましたが、

さすがに今は「オレオレ詐欺」等の報道で皆さん用心していると思います。

話をテレビ番組に戻しますと、専門家が有効な対策として「名刺大の少し厚い紙にID・PWを書きます。

その上を修正テープで塗りつぶしておくのが良いです!」と紹介していました。※写真参照

こうしておけば誰かが削ったのもわかるし、保管場所さえ家族に伝えておけば万が一の時にも

困らなくて済むという訳です。

もちろんクラウド領域やデジタル機器に保存するもの有効ですが、その前に身の丈に合った方法を

知恵を出して考えることも大切だなと考えさせられました。

DX絡みの話を聞く機会も増えましたが、「現実を見る/事の本質を見極めること」が

まずはやるべきことだと感じます。

自分で考えることを端折ってハード・ソフトに飛び付くのは危険です。

折角買ったハード・ソフトが的外れで役に立たないといったことになりかねません。

 

当社の話ですが、長年使っていたシュレッダーが壊れました。

私はGDXアドバイザーでもありますので、知り合いのリサイクル業者さんに持ち込みました。

そこで、はたと思い浮かんだのがタイトルの言葉です。

ペーパーレスと言い始めて相当の年月が経っています。

「現実を見る/事の本質を見極める」、このフィルターを通せば当社には従来型は要りません。

修正テープほどの知恵ではありませんが、手動シュレダーを買いました。

手動でも機密レベルが高いものも多くあります。

何事も一旦自分の頭で考えることがDXの始まりだと感じます。

社員ブログ 長嶋

10月26日(日)に行われた安来ランニングフェスティバル2025のハーフマラソンに参加してきました。

目標にしていた2時間切りは達成できませんでしたが、無事に完走することができました。

コースは干拓地のためほぼフラットで走りやすかったです。

心配していた雨も最後まで降らず、普段あまり見ることのない方向からの景色を楽しみながら完走しました。

これからもぼちぼち頑張って走っていきたいと思います。

コラム㊻ 適材適所

NTTが来春から固定電話(メタル(銅)回線)の基本料を30年ぶりに値上げするそうです。

今回の値上げは、「当面維持するため」で順次光通信等の次世代サービスへの移行を加速させるようです。

音声からデータへの流れ、契約数の大幅減少、設備の老朽化、保守面の不安等様々な理由があります。

この手の話は固定電話に限ったことではなくあらゆる業界で起こっています。

環境適応するものが生き残る。

中小企業家も試される時代です。

 

意思決定の創造性を高めるためにAIを参謀役にする著名な経営者が増えています。

AIの「人の話を素直に聞いて、整理し簡潔にまとめる能力に長けているところ」が人気の理由とか。

以前、秀才と言われる人達が持っていた能力のような気がします。

また、「AIが賢くなるにつれて、人間は適応するように自らの能力や役割を変化させている」との分析も

専門家にはあるようです。

どちらが主なのか?

AIが話し合いをまとめ、統一見解を導き出す。

また、その統率力に適応した人間が実際に行動する。

「このままで良いのか?」との疑問も湧いてきますが、創造性の種を撒き、最終決定するのは人である時代は

まだ続くと思います。

適材の材は「人間」だけではないようです。

以上

コラム㊺ ピー・エム・エーはニッチャー!

従業員数20名未満の小企業の平均年収が約352万円だそうです。

昨今の賃上げの流れで手取りベースで352万円支給しようとすると額面は

445~460万円程度必要になります。

また、会社の総支払額は約525~535万円程度(法定福利費含む)になります。

以上のことを目安として、自社は果たして何人雇うことができるのか?

必要な限界利益を稼ぐことができるのか?

人手不足が叫ばれる中ですが、雇った人が納得できる給与が支払えるのかも確りと

計画しなければなりません。

もちろんパート・アルバイトも立派な戦力ですから全てが上記の限りではありませんが、

当社のような法人向け小売業においては少数精鋭の社員で高い付加価値を稼ぐ仕組みが必要です。

当社は「高密度経営推進企業」になる為に①市場 ②取引先 ③顧客 ④商品・サービス

この4点を絞って勝負すると経営指針書に成文化しています。

絞り込み戦略が事業の独自性を生むと考えるからです。

当社は《ニッチャー》です。

「少数の需要を満たす特殊な領域で自らの圧倒的な地位を築こうとする企業」

※リーダー、フォロワー、チャレンジャーとは競争しない。

現有戦力を磨きつつ、新しい仲間との出会いを期待してやまない昨今です。

Positive mental attitude

積極的で肯定的な価値観を持ち続け、未来に期待します。

以上

 

 

 

夏季休業のお知らせ

         夏季休業のお知らせ

 

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。
当社では誠に勝手ながら下記日程を夏季休業とさせていただきます。

 

■夏季休業期間
令和7年8月9日(土) ~ 8月17日(日)

 

休業期間中にいただいたお問合せについては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。
皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

コラム㊹ 「人口減は業務改革の好機」 

長年使っている道具には愛着が湧いてきます。

長年守ってきた仕組みや規則はどうでしょう?

愛着ではありませんが、これも知らず知らずのうちに“当たり前”になっていきます。

自分だけで使う道具やルーティンのようなものは良いのですが、集団・組織で使う

仕組みや規則は多くの人を巻き込みます。

制度疲労を起こして実態に合っていないものを、「ず~っと、このやり方だから」との理由で

使い続けることをの弊害を散見します。

人口減・労働力不足が叫ばれて久しいですが、本気の業務改革はこれからが本番との気がしてなりません。

我々中小企業家目線で業務を細分化し、棚卸をすると・・・

「これ要らないんじゃない?」

「これは何で二重でチェックしているの?」

のような項目が出てきます。

そんな時に担当者から出てくる言葉が前述の「ず~っと、このやり方だから」です。

無駄だなぁ~と感じつつ前例踏襲でやっている人、改善するのは社長の仕事で自分が率先してやるのも

億劫だと感じている人、そもそも言われた通りに何も疑わずやっている人等々。

色んなタイプはありますが、今ある仕組みを使い続けていることに変わりはありません。

日常業務の水路化現象で時間を取って業務の棚卸をすることは容易ではありませんが、

労働力不足の現状のもと、いよいよ本腰を入れて取り組まなければなりません。

OA機器販売・DXアドバイザーの経験を通して最近切に感じるのは・・・

「ハード・ソフトありきの業務改善は習慣化しない」という事実です。

世の中には便利なツールが溢れています。

何が自社に最適なのかを見定めるのも一苦労です。

ここも専門家の出番の一つなのでしょうが、最も重要な事は・・・

「我社は何を目指しているのか?」

「何を基準に行動しているのか?」

要は自社の経営理念の明確化です。

「なぜ慣れた方法を止めて、新たに定めた仕組みを運用するのか?」

「その一つひとつの業務改善が経営理念・目的の達成に繋がっているからだ!」

このことが腑に落ちている会社・組織は強いです。

言うは易く行うは難しではありますが、「小さく始めて、継続的に改善し、成果を共有する」

ことを愚直に実践することが良い会社をつくる要諦だと感じます。

                                            以上

 

 

コラム㊸ 加速する時代

私の住む山陰地方も最速で梅雨明けし、連日の猛暑です。

少し外回りをしただけで汗が噴き出す陽気です。

屋外での仕事の皆さんには十分に熱中症に気を付けてもらいたいです。

 

今朝の新聞記事に目が留まりました。

「民主政は衆愚政治に陥り、力づくで人々を従わせる僭主の支配に移行する」

「自由への渇望が過度の隷属を生む」

古代ギリシャの哲学者プラトンの言葉だそうです。

情報の少ない中、そのような予測・傾向をどのようにして読み取ったのか?

不思議と言うか何か神がかったものを感じます。

そして、まさに2,400年後の現代に通じる見識であると感じます。

何年経とうと同じ人間の営みなので繰り返されることもあると思いますが、

経験から改善すべき点は忘れず、ブレずに改善し続けることが難しいのだと感じます。

政治の変化とともに企業の在り方も変化を余儀なくされています。

株主総会も様変わりです。特に不祥事が露見し、アクティビストに対抗策を提出された

会社の経営陣の心中たるや。過去の経営陣と比較し悶々としている人も居ると思います。

「シャンシャン総会」は過去の遺物になったのでしょう。

待ったなしの真剣勝負がそこかしこで展開されている状況です。

前例踏襲、もたれあいではない能動的な動きなので本来のあるべき姿とも言えます。

自分に都合の良いことだけを求め、他者に依存する民主主義はせっかく掴んだ自由・平等

等を台無しにしてしまう。

自主性を発揮した真剣勝負の先にある成果を民主的に配分し、連帯していく事が地域が

維持・発展していく本質であると感じます。

中小企業家でもやれることはたくさんある。

以上

コラム㊷ 従業員99人以下の中小企業

統計なので何らかの区分は必要ですが、島根県で総勢5名の小売業を経営している身からすると、

「99人もいたら、この辺じゃ大きな会社!」というのが実感です。

その所謂「中小企業」の雇用問題が取り沙汰されています。

「中小企業は若い世代の採用が難しく、高齢者への依存を強めている」

「中小企業は賃上げや柔軟な働き方の導入を急がなければ人手不足を解消できない」

「過去10年間の雇用全体に占める割合は、大企業は3ポイント増で中小企業は4ポイント減」

「中小企業は15~64歳が125万人減った一方、65歳以上が112万人増えた」

「労働力人口はこれからの10年で約150万人減る予測」

等など、現実はかなり厳しいです。

賃上げも柔軟な働き方も中小企業経営者は心底実践したいと考えています。

にもかかわらず付加価値(=粗利益)を十分に生み出せず、必要な手立てを打てず悶々として

いる経営者も多いと感じます。

能力・努力が足りないと言われればその通りかもしれませんが、経営者一人ひとりは真剣に経営に

取り組んでいるはずです。

中小企業でもM&Aが一般化するのを目の当たりにすると、中小企業淘汰論が現実化していると

感じざるを得ません。

 

  1. 中小企業の過剰問題
  • 日本には約358万社の中小企業があり、先進国の中でも突出して多い
  • 中小企業数が多すぎることが日本の生産性の低さにつながっている
  1. 生産性向上の必要性
    • 中小企業は大企業と比較して生産性が低い傾向がある
    • 日本の労働生産性はG7諸国で最下位となっている
  2. 淘汰と再編の必要性
    • 生産性の低い企業を淘汰し、競争力のある企業に資源を集中すべき
    • 単なる保護政策ではなく、中小企業の「稼ぐ力」を強化する政策が必要
  3. 事業承継問題への対応
    • 経営者の高齢化による廃業ではなく、M&Aなどによる事業継続を促進すべき
  4. デジタル化の推進
    • DXを通じた生産性向上が不可欠

アトキンソン氏は著書『新・生産性立国論』『国運の分岐点』などでこれらの主張を展開し、日本経済の構造改革の必要性を訴えています。彼の主張は時に「冷徹」と評されますが、日本経済の長期的な競争力強化のための提言として注目されています。

 

方や、2010年6月18日に閣議決定された「中小企業憲章」には、

「中小企業は、社会の主役として地域社会と住民生活に貢献し、伝統技能や文化の継承に重要

な機能を果たす」

さらに、「小規模企業の多くは家族経営形態を採り、地域社会の安定をもたらす」

「中小企業は、国家の財産ともいうべき存在である」

と記されています。

地域に根差した中小企業が独自性を磨き、生産性を向上させれば数の多さは強みになります。

特に地方は強い中小企業が蜂の巣のように集積している方が現実的だと感じます。

中小企業憲章に謳われているような中小企業になる為に、1社1社が自覚を持って経営を前に

進めることが大事だと改めて感じます。

以上

 

 

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